相続登記の相談はどこにすれば良いか

不動産の名義変更を相続登記と言いますが、2024年より相続登記の申請が義務化されます。相続の相談は法務局でも受け付けていますが、不動産の名義変更なら司法書士に頼むのが良い方法です。法務知識がなくても、必要書類の作成から提出まで一括してサポートしてくれます。司法書士に相談した場合の報酬の相場ですが、戸籍収集の他に遺産の分割協議書の作成も依頼するなら約7万円から15万円です。

報酬は、相続する不動産の資産価値や物件数によっても異なります。ただ戸籍謄本や除籍謄本に加えて、被相続人の出生から死亡時までの住民票の除票など必要な書類は複雑です。登記の知識がない素人が自分で相続登記の手続きをするのは難しいです。そのためまずは司法書士事務所に相談し、何から手をつければ良いかアドバイスをもらうようにします。

初回の面談は無料のところが多いので、気軽に相談すると良いです。相続登記は国家資格である司法書士の専属業務となっています。依頼人の気持ちに寄り添ってアドバイスしてくれるので安心です。また不動産の名義変更の手続きをしないで放置しておくことは違法になります。

罰則を科せられると、10万円以下の罰金が適用するので注意が必要です。期限は遺産相続がわかってから3年以内となっています。固定資産税を支払っていても、自動的に市役所などが手続きしてくれるわけではありません。法務局に正しく手続きをするために、必要なことを知っておくと良いです。